海外特許制度の改正に関して、当事務所が独自に集めたニュースの抜粋情報です。
1.欧州 2019年の特許統計を公表
欧州特許庁(EPO)は2020年3月12日、特許統計を公表しました。本統計によると、2019年に、EPOは、合計で181,000件超の出願を受理、2018年より4%増加し過去最高を更新しました。特に、デジタル通信(前年比19.6%増)とコンピュータ技術(同10.2%増)の分野での出願件数が急増しています。
2.イタリア PCT出願からイタリアに直接国内移行することが可能に
2020年7月1日以降に出願されるPCT出願について、イタリアでの特許権取得を行う場合、欧州出願経由での取得に加え、直接イタリアに国内移行する選択肢ができます。
3.ドイツ 統一特許裁判所協定の批准についての連邦議会採決が無効に
ドイツ連邦憲法裁判所は、2020年3月20日付のプレスリリースで、統一特許裁判所(UPC)協定を批准するための法案についてのドイツ連邦議会による採決を無効とすることを公表しました。
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(文責 外国特許制度グループ)