海外特許制度の改正に関して、当事務所が独自に集めたニュースの抜粋情報です。
1.米国 PTAB AIA Trial における"motion to amend"の手続きに関するパイロットプログラムの施行
米国特許法新法(AIA)により制定されたPTAB(Patent Trial and Appeal Board)での「トライアル (AIA trials)」における"motion to amend"(MTA)の実務と手続きに関するパイロットプログラムが、2019年3月15日から施行されました。MTA利用を促進するよう、MTAで提出した代替クレームに対する修正の機会を特許権者が得る選択肢が設定されています。
2.欧州/日本 ソフトウエア関連発明比較研究報告書を公表
日本国特許庁(JPO)は、3月29日、欧州特許庁(EPO)とともに行った「ソフトウエア関連発明比較研究報告書」を公表しました。
3.欧州 欧州連合商標規則改正に伴う欧州商標法改正(第2回)
欧州各国の商標法改正の主な点について、第2回では、スペインとデンマークの商標法改正について掲載いたします。(3月号ではイギリスとドイツの法改正について掲載いたしました。)
4.カナダ マドリッド協定議定書に加盟
カナダが2019年3月17日付でマドリッド協定議定書に加盟しました。カナダについて、マドリッド協定議定書は2019年6月17日に発効します。
なお、本件につきましては、当事務所の作成に係る資料であって、公的見解を示すものではありません。ご了承いただきますようお願いいたします。この資料を利用して企業活動方針等を決定した場合、営業上の損害が発生した場合まで責任を負い兼ねます。
※鈴榮特許綜合ニュース海外情報へのお問い合わせは、問い合わせフォームからお願いします。なお、フリーメールアドレスからのお問い合わせには対応し兼ねます。ご了承ください。
(文責 外国特許制度グループ)