海外特許制度の改正等に関して、当事務所が独自に集めたニュースの抜粋情報です。
1.ブラジル ブラジル産業財産庁による特許承認の簡素化を規定する法改正案
ブラジル特許代理人によると、ブラジル産業財産庁(INPI)による特許承認を簡素化する法改正が現在調整中とのことです。法改正の結果、特定の条件を満たす特許出願については、実体審査を行わずに許可されます。当該法改正は、23万件を超す審査待ち案件(backlog)を解消させるための措置として近々施行される予定です。具体的な施行日は未定です。
2.米国 日米協働調査試行プログラムを利用するための請求書式を更新
USPTOは、2018年1月11日付で、日米協働調査試行プログラム(Collaborative Search Pilot Program)を利用するための請求書式(Petition Form)を更新しました。
3.欧州 拡大審判部、除くクレームについての判断を公表
欧州特許庁(EPO)拡大審判部は、2017年12月18日付けで、付託されていた質問について拡大審判部審決G1/16を公表しました。
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(文責 外国特許制度グループ)